わかりやすい障害者権利条約の絵本
地域の中には色々な人が生活をしているよね。
車いすを使っている人もいれば、目が見えなかったり
耳が聞こえない人もいます。
色々な人がいるけど、周りのみんなが少し配慮したり
協力したりすることで、障害があってもなくても社会の中で
誰もが生活できるようになるんだよね。
国では障害があってもなくても地域で生活できる環境を
つくるために障害者差別解消法っていう法律をつくったんだ。
2016年の4月から本格的なスタートだ。
この法律は、例えば障害がある人がお店に入ろうとして
入れなかったり、サービスが提供されなかったりすることは
差別だよと言っている。
そして、障害のある人にサービスを提供する時は配慮する
必要があるということが言われているんだ。
例えば、耳の聞こえない人には筆談でコミュニケーションが
とれるように準備することとかね。
2014年には障害者権利条約に批准している。
障害者権利条約は、障害のある人のための人権条約。
障害者権利条約とかっていうと難しく聞こえるよね。
でも、こういうことって障害のある人だけでなくて周りにいる
みんなも知っておく必要がある事だと思うんだよね。
みんなが手助けをすることが当たり前だと思って実際に
行動することで障害があってもなくても、誰もが地域の
中で暮らせるようになるからね。
ということで、こんな絵本があるので紹介します!
「えほん 障害者権利条約」(夕文社)
ふじい かつのり 作 / 里 圭 絵
障害者権利条約のことについて、とても分かりやすく説明
されているよ。
学校の授業とかで先生が生徒に読み聞かせをしてほしいなと
思う絵本だ。
地域の中には色々な人がいて、みんなが手助けをすることで
誰もが生活することができるんだよってことは子どもの頃から
教育することってすごく重要でしょ。
大人になってからだと、頭も固くなっちゃうし、固定観念が
あったりするから、子どもの頃から手助けするのが当たり前
そんな文化ができるといいなと思うんだ。
法律とか条約とかって普通に読むとすごく分かりにくいん
だけど、難しい言葉とか使っているからね。
でも、絵本とかにしていくとスッと頭の中に入ってくる。
そういう意味では絵本の役割って色々ありそうだなって
思うんだよね。難しいことを分かりやすく伝えるための
最適なツールの1つだ!
文字だけだと分かりにくいけど絵をつけることで理解の
しやすさは圧倒的にアップする。
ワクワクする物語を作るのも楽しいけど、
時にはこういう社会の問題とか課題とかを伝えるための
絵本を作るのもいいかもしれないね。