絵本ストーリーの作り方・書き方事例

絵本ストーリーの作り方・書き方事例

 

ゴール設定と2つの法則

 

絵本は作ってみたいんだけど、どうやって話をつくればいいか
分からない・・・

 

絵本を作ってみたいと思っても、ストーリーが作れなくて
躓いてしまう人も少なくないみたいだ。

 

ストーリーの作り方は色んな作り方があると思うけど
僕は独自の方法でストーリーを作っているので、その方法を
紹介しよう。

 

かなりシンプルな作り方だけど、それなりに絵本の話っぽくなる!
そんなに難しくないから、わりと誰でもできちゃう方法なんだ^^

 

まずは「伝えたいこと」を決める。
話のオチというか、テーマというか、ゴールになる部分だね。

 

まずは、この話を見てほしい↓

 

絵本:しあわせ宅急便

 

 

ここで伝えたかったことは、
「お互いが助け合うことの大切さ」みたいなこと。
絵本を読み終わった時に「助け合いって必要だよね。」って
思ってもらうのが話のゴールというわけだ。

 

このゴールを決めるのが最初のポイントだ。
これが決まっていれば話がブレにくくなる。
後はどうやってゴールに結びつける話をつくるかという
ことになるわけだ。

 

ゴールが定まっていると意外にスムーズにストーリーも
作れてしまう。逆にゴールが定まっていないと、どの方向に
進んでいいのか分からなくなって話もブレてしまうんだ。

 

では、次にゴールに結びつけるための
ストーリーの作り方だけど

 

僕が使う方法は大きく2つ。

 

 ○ 1つ目は「繰り返しの法則」
 ○ 2つ目は「神話の法則」

 

この2つだね。

 

では、それぞれについて詳しく紹介しよう!

 

 

繰り返しの法則でストーリーをつくる

 

では1つ目の「繰り返しの法則」
ちなみに繰り返しの法則というのは僕が勝手に
付けた名前だ。

 

こちらの話を見てほしい↓

 

絵本:自分が嫌いなさかなくんの願い事

 

 

繰り返しをしているのが分かったかな?

 

主人公の地味なさかなくんが3つの願いをかなえてくれる
神様に次のようなお願いをする。

 

1つ目で神様にオシャレになるようにお願いする→他のさかなにいじめられる
2つ目で神様に飛べるようにお願いする→鳥からいじめられる
3つ目で神様に頭が良くなるようにお願いする→本当の自分が良いと思う

 

3つしかお願いできないから、元の自分に戻れなくて
凹むさかなくん。

 

神様がうっかりしていて実は4つお願いできるのに
3つと伝えてしまっていたということで、元に戻れて
本来の自分の姿が良いということに気付いたというオチ。

 

こんな感じで同じようなリズムで繰り返してゴールに
つなげるというパターンだ。
これは話づくりとしては、けっこう簡単だぞ^^

 

実際にある絵本でも
「大きなカブ」とか「ねずみくんのチョッキ」なんかは
繰り返しの法則で作られている絵本だね。

 

まず最初はこのパターンで作るといいいよ。

 

 

神話の法則でストーリーをつくる

 

では次の「神話の法則」について

 

今度はこっちの話をみてほしい↓

 

絵本:魔女と魔法使い3兄弟

 

 

この話の構成は神話の法則を使っているんだ。

 

様々な物語には好まれる共通の要素があって、その構成を
分析したものが神話の法則という本で紹介されている。

 

神話の法則で言われている物語の共通の要素とは
ざっくり説明するとこんな感じだ。

 

1.冒険のきっかけがあるけど、最初、主人公は冒険にでることを拒否する
2.背中を押してくれる存在がいて、冒険に出ることを決心する。
3.冒険が始まる
4.敵が出てくる
5.敵の拠点など危険な場所に接近する
6.敵との戦いなど最大の試練がある。
7.敵を倒して目的を達成する。

 

おとぎ話なら一寸法師、映画ならスターウォーズやロードオブザリング、
ゲームならドラクエなんかが、この神話の法則に当てはまる!

 

映画のストーリーは参考になるものが多い。
スターウォーズやロードオブザリングなんかを神話の法則を
意識して観てみるといいよ。

 

ストーリーの作り方は、かなり色々なパターンがあると思うけど
もし、ストーリーの作り方が全く分からないということであれば
繰り返しの法則と神話の法則を使って作ってみよう!

 

 

 

 → 次は 有名絵本から学ぶオリジナルキャラクターの作り方

 

 

 

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