1歳児・2歳児にはどんな絵本を選べばいいのか
言葉も覚えていく。お喋りも少しずつできるようになる時期だ。
そんな時期だからこそ絵本を読んであげると脳にも良い刺激になる
かなと思うんだ。
1歳はまだストーリーを理解するのが少し難しいかもしれないね。
お話の内容が面白いものというより「単語」や「あいさつ」を
覚えられるような絵本とか、遊び心のある絵本とかがおすすめ。
遊び心のある絵本ってどんなの?少しイメージしにくいかもしれな
いので、これについては後ほど具体的に紹介するよ。
2歳になると簡単な内容のストーリーをちょっとずつ楽しむように
なるよ。簡単な内容といえば繰り返しの構成で作られている絵本の
こと。
例えば「おおきなかぶ」とかだね。
おじいさんが大きなかぶを抜こうとするけど、抜けません。
おばあさんと一緒にかぶを抜こうとするけど、それでも抜けません。
孫も一緒にかぶをぬこうとするけど、それでも抜けません・・・
イヌが出てきて、ネコが出てきて、最後にネズミが出てくる。
こんな感じで繰り返して最後にかぶが抜けて、めでたし、めでたし
というストーリーだよね。
これは繰り返しの内容になっているから理解しやすいと思うんだ。
では、僕が個人的に1歳児、2歳児におすすめだと思う絵本を具体的に
紹介していくよ!
きんぎょがにげた
絵本 | きんぎょが にげた (福音館の幼児絵本) |
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著者 | 五味 太郎 |
出版社 | 福音書店 |
出版年 | 1982年 |
こちらは遊び心のある絵本だよ。色々なところに金魚がまぎれこんで
いて、金魚を探すという内容の絵本。まるで、かくれんぼをしている
ような感じだね。
絵をみて、そこから金魚を探す子ども。見つかると笑顔になる。
ページをめくると、また金魚が隠れている!また、一生懸命に金魚を
探す子ども。
次はどこにいるんだろう〜って、子どもは楽しそうに金魚を探すよ!
何回か読んでいて、どこに金魚がいるか分かっていても楽しそうに
探している。楽しくて遊び心のある絵本だね。
この絵本は、1982年に出版されているけど、今でも人気ランキング
とかで、よく上位でみかける絵本。実際に子どもが読んでいる姿を
見ると、その人気も納得ができると思うよ。
ねずみくんのチョッキ
絵本 | ねずみくんのチョッキ (ねずみくんの絵本 1) |
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著者 | なかえ よしを |
出版社 | ポプラ社 |
出版年 | 1974年 |
このお話は、繰り返しの構造でつくられているストーリーだよ。
ねずみくんが着ている素敵なチョッキ。みんながこのチョッキを
着たがるよ。
最初はアヒル、次はサル、次はアザラシ・・・ねずみくんより
大きな動物がチョッキを着るから、だんだんチョッキが伸びて
いく〜最後はあの動物が着て、チョッキがすごいことに(笑)
この絵本は僕が子どもの頃に読んでいて好きだったお話。
今でも読み継がれているところをみると、良い絵本は時代を超えて
読まれるんだな〜と実感させてくれる。
ねずみくんシリーズは30冊くらいあって、その中でチョッキを
テーマにしたものはねずみくんのチョッキの他には
・また!ねずみくんのチョッキ
・またまた!ねずみくんのチョッキ
・だから!ねずみくんのチョッキ があるよ!