大人も「笑える」「面白い」おすすめ絵本

大人も「笑える」「面白い」おすすめ絵本

 

僕が選んだ大人も楽しめる絵本。
「笑える」もしくは「面白い」と思える厳選した4冊はこちら!

 

まないたにりょうりをあげないこと

 

絵本 まないたに りょうりを あげないこと
著者 シゲタ サヤカ
出版社 講談社
出版年 2009年

 


 

本屋で初めてこの本を立読みした時だった。
なんだ!?この絵本は?
ページをめくるたびに笑いが込み上げてくる。

 

ちびっ子の隣で絵本を読んでいて思わず笑って
しまった絵本。笑撃的だったな〜

 

なんというか、絵本は「こういうもの」って僕の持っていた
概念が壊された感じかな。こういうのもアリなんだなって。
今まで僕が読んできた絵本とは何かちょっと違った。

 

まないたに顔が!?それでもって、料理を食べ続けて
まないたが、だんだんデカくなっていく!

 

まないたは、甘え上手でちょっと生意気な感じで
ひとくせ、ふたくせとあるんだよね。
シュールな世界観にどんどんと引き込まれていくよ。

 

設定が面白いし、キャラクターの存在感もいい感じだ。
そして、世界観に絵がマッチしているのも魅力的に感じる理由かな。

 

こういうお話が発想できるってのは作者のシゲタサヤカさんは
かなり個性的なのかな!?

 

他にも
・りょうりをしてはいけないなべ
・キャベツがたべたいのです
・カッパもやっぱりキュウリでしょ?

 

どれも笑える。シゲタサヤカさんワールドは超おすすめ。

 

 

りんごかもしれない

 

絵本 りんごかもしれない
著者 ヨシタケ シンスケ
出版社 ブロンズ新社
出版年 2013年

 


 

行列のできる法律相談所でアンジャッシュの渡部さんが
紹介していた絵本。

 

個人的にはイラストが好きな感じだったので気になって
読んでみたんだけど・・・

 

内容もかなり面白い!
子どもも楽しんで読めると思うけど、頭のかたくなっている
大人にこそ読んでほしいと思う絵本だね。

 

りんごを見て何を考えるか?
普通は「りんご」は「りんご」だよね。

 

でも、りんごって見えているだけで、それはりんごじゃない
かもしれない。実は違う果物かもしれないし、魚なのかもしれ
ないし、家なのかもしれない。

 

えっ!?りんごからそんなに発想できる??みたいな衝撃(笑)

 

大人は、世の中の常識といわれていることを疑わない場合が
多い。そうすると考えが凝り固まって、新しいものが生まれ
にくくなるよね。

 

当たり前と言われていることを疑わないことって、
ある意味いろいろな機会を損失しているかもしれない。

 

この絵本を読んでいると普段柔らかい発想してないな〜って
思うかもしれないよ。

 

他にも
・ぼくのニセモノをつくるには
・りゆうがあります
も面白かったよ。

 

 

3びきのかわいいオオカミ

 

絵本 3びきのかわいいオオカミ
著者 ユージーン トリビザス
出版社 冨山房
出版年 1994年

 


 

3びきのこぶたのパロディ版の絵本。
ぶたとオオカミの立場が逆転しているよ。

 

この絵本ではオオカミの兄弟が家をつくって、
それを悪そうな大ブタがぶっ壊していくんだ。
ぶたがかなり悪そうな顔をしているよ。

 

3びきのこぶたのオオカミより、ブタの家の壊し方が
ダイナミックという感じ。

 

電気ドリルとかダイナマイトで家を壊していくからね
・・・怖いよ!
極悪非道な大ブタだね〜

 

子どもが読むと3びきのこぶたの話と混乱してしまう
かもしれないけど、大人が読む分には普通に笑える絵本だ。
かなりぶっとんでいるから1度は読んでみてほしいね。

 

特に最後のオチはなかなかいいよ。
「オオカミたちの逆転の発想」を要チェックしてね。

 

ちなみに3びきのこぶたのパロディ版って他にも次のような
ものが出ているみたい。

 

・三びきのコブタのほんとうの話
・3びきのぶたたち
・3びきのこぶた 建築家のばあい

 

3びきのこぶたってパロディにされやすいのかな。

 

 

ジス・イズ・パリ

 

絵本 This is Paris
著者 ミロスラフ・サセック
出版社 ブルースインターアクションズ
出版年 2004年

 


 

パリの観光ガイドブック絵本版という感じかな。

 

歴史的な建物なんかの紹介とか、パリの人々の習慣とか
パリにある独特なものとかイベントとかそういうものを
絵本で紹介しているんだ。

 

パリに行ったことがあると、
「あ〜そうそう!そうだよね!わかる、わかる」って
感じで懐かしい気分になるよ。

 

これからパリに行こうとしている人は、ガイドブックの
前にこれを読んで全体像を簡単に把握してもいいかもね。
絵本だからすぐに読めてしまうし。

 

けっこうマニアックな情報とかも載っているんだ。
例えばエッフェル塔の階段の段数がどれくらいとかね。

 

この本は、パリに行ったことがある人、これから行こうと
思っている人におすすめ。

 

このシリーズは他にもいくつかあって
・ジス イズ ニューヨーク
・ジス イズ ロンドン
・ジス イズ ローマ

 

などなど、調べてみるとこのシリーズは20冊近くあるみたい。