01
王様:
われわれの星は人口も増えてきたし食料も資源も
なくなってきたから隣にある星をいただいちゃおう!
宇宙船に乗りこむんだ!
家来:
はい!
02
王様:
あの星は緑がいっぱいだな。食料もたくさんあり
そうだし。うちの星とは大違いだな。
家来:
そうですね。きれいな星ですね。
03
王様:
やっと到着だな。まず、奴らを捕まえるんだ!
ここの星の人間を我々のために働かせよう。
家来:
はい!
04
家来:
まてーおまえたちは我々のために働いても
らうぞ!ん!?足が速いな・・・
豊かな星の住民:
わ〜い。鬼ごっこだ♪♪
王様:
追いかけているのに喜んでいるのか!?
鬼ごっこと間違ってるのかな?
05
家来:
やっとつかまえた〜!と思ったら…にゅる
にゅるで捕まえられない〜
豊かな星の住民:
あはは。面白いね〜遊んでくれてありがとう♪
06
王様:
捕まえるのはいい!良く見るとキラキラと
光る宝物を持っているぞ。奪い取れ!!
家来:
はい!
07
家来:
エイ、これはいただくぞ!!
豊かな星の住民:
いいよ〜!
変わってるね。そんなものでよければいくらでもあげるよ。
だって、それはそこらへんにおちているもん。
08
家来:
なに!?
おぉ〜王様、宝物があちらこちらに落ちています・・・
王様:
わざわざ取り上げなくてもいいか。
こんなにあちらこちらに落ちていると奪う気もなくすな・・・
09
王様:
宝物はもういい!!
う〜ん、なんだかお腹が減ってきたぞ。
家来:
こいつなんだか美味しそうな木の実を持っていますよ!
10
王様:
エイ、これはワシがいただくぞ!
豊かな星の住民:
お腹が減っているのかい?
じゃあもっとあげるよちょっと待っててね。
11
豊かな星の住民:
さあさあ、もっとお食べ☆まだまだあるよ〜
王様:
か、勘弁してくれ〜もうお腹いっぱいじゃ・・・
豊かな星の住民:
あれ??もういいのかい??
12
王様:
君たちは、なんでそんな親切なんだ?私たちが怖くないのか?
豊かな星の住民:
『しんせつ』って何?よく分からないけど、おじさんたちのことは怖くないよ。友達だもんね。
王様:
この星はなんで、こんなに豊かなんだろう??
豊かな星の住民:
なんでだろうね??でもボクのおじいちゃんがこの星は『やさしさ』ってやつで、できているって言ってたよ。それってなんだろうね?
13
王様:
君たち、ありがとう。なぜこの星が豊かなのか。
なぜ私たちの星が貧しいのかが分かったような気がするよ。
豊かな星の住民:
よかったね☆
王様:
みんな私たちの星もこの星のように変えていこうじゃないか!
家来:
はい!そうですね。私たちの星も豊かな星に変えていきましょう!
14
その後、王様たちは豊かな心で貧しい星を豊かな星に変えるように努力をしました。
豊かな星の住民:
やあ、王様ひさしぶり!遊びに来たよ〜きれいな星だね☆
王様:
いらっしゃい。よく遊びに来てくれたね。君たちのおかげで私たちの星もとてもいい星になったよ。
おしまい☆